水族館での上手な撮影方法「初心者向け」

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夏になり暑くなってきましたね。夏休みも間近に迫ってきていろんな場所に出かけると思います。
そんな中で世のお父さん・お母さんは週末の休日は家族で水族館に行く事もありますよね。
もちろん水族館で撮影したいですよね。水族館は意外と撮影するのが難しかったりします。
可愛い子供と魚を上手に撮れたら嬉しくないですか?
キレイな魚を思うように撮れたら現像したり、SNSでシェアしたいですよね。
水族館もルールがあるので普段のように撮影するとマズイ場合もあります。
今回は水族館で簡単に撮影する方法をお話していきます。

水族館で気をつける事

全国にはいろんな水族館がありますよね。見るだけでなく触れる水族館。深海生物専門の水族館など様々な水族館があります。まず、撮影する前に気をつける事をお話していきます。

1.撮影OKな場所で撮る事
水族館の中では、生き物によって撮影NGな場所もあります。撮影する前にしっかりと確認しましょう。

2.フラッシュは使用禁止
生き物の事も考えてフラッシュを使用するのはやめましょう。以前水槽の前でフラッシュ撮影した光にマグロが反応して水槽に激突!そのマグロが死んでしまったという例もあります。
写真だけで見たら水槽に光が反射して良い写真が撮れません。写真だけでなく、一つの命が無くなってしまうので注意しましょう。水族館に入る前にフラッシュオフにしているか確認して下さい。

3.子供から目を離さない
水族館は子供にとってめっちゃ楽しい場所です。どこに行くか分かりません。
僕の子供も急にテンションが上がると走ってどっか行っちゃうので目が離せません。撮影する時には一緒に来ているお父さん・お母さん・親戚や友人がいればお願いしてみるといいですよ。もしいなければ、子供が近くにいる事を確認してから撮影してください。

4.やっぱりカメラは水が苦手!を再認識する
水族館はどんな所か…そう水が多い場所です!
カメラは水が天敵です。ましてや海水は塩水なので相性が最悪です。海水が飛んでくる場所は防水機能があっても壊れてしまう場合もあります。イルカのショーの前席に一眼レフを持って最前列に並ぶなんて恐ろしく感じませんか?

水槽での撮影方法

水族館で撮影する場所で一番多いのが水槽だと思います。水槽は子供が間近で魚と触れ合う機会にもなりますし、一番絵になる撮影場所ですね。普通に正面向いて撮るのもいいのですが、せっかくなら魚に夢中になっている姿を撮るのもアリかなと思います。写真は1枚でその時の瞬間を残しますが、思い出だけでなく、写真のレベルも含めていろんな撮影方法をお話していきます。

子供目線で撮る

水槽の前でカメラに向かって、ハイ、チーズなんてのも良いのですが、せっかくなら子供の気持ちになって写真を撮りませんか?子供の視線の先には…なんて写真を見ている人は自由な想像ができますよね。写真にはストーリーがあった方がより印象に残ると思います。

水槽をのぞき込む子供を撮りました。露出を+1、ISO6400、シャッタースピード1/100秒です。
スマホだとフォーカスする物によって露出が変わるので、撮りたい被写体にフォーカスして最適な露出を試して下さい。

水族館の主役!魚の撮り方

水族館の王様は魚です。魚と言ってもたくさん種類があるのでざっくりした言い方ですが…
水槽にはたくさんの魚がいますが、一匹の魚を撮るのか、水槽全体の魚を撮るのかで違いがあります。

水槽全体を写した時

いろんな魚が写っていますが、一応メインはフグでしょうか。

次に一匹にフォーカスしたときの写真です。

魚の目線の先ににすきまを開けて撮影すると動きを感じます。近くで撮影すると魚がリアルに見えますね。

ホワイトバランスで水の表現が変わる⁉

最近の水族館は様々な取り組みがされていますよね。最近はLEDの光でショーをしたり水槽を展示したりしています。その光を考えてホワイトバランスを設定していけばいろんな表現ができます。
次に見る写真は、新江ノ島水族館でクラゲが幻想的な照明で見る事ができました。
では写真を見て下さい。

下の照明(球体)の上にクラゲがいる写真です。これはホワイトバランスを太陽光で写しました。
キレイな色合いですが、もう少しパンチが効いてもいいかなと思います。

次にこの写真を見て下さい。

かなり色が変わりましたね。ホワイトバランスが白熱電球の設定です。
さっきに比べて幻想的な写真になりました。色合いが変化するだけでこんなにも印象が変わるんですよね。
クラゲを撮っている瞬間が一番楽しかったような気がします。
水+照明がある時はホワイトバランスを変えて楽しんで下さい。

ホワイトバランスの詳しい解説はコチラ
https://h-tournesol.com/itigan-wb/

 

悩めるイルカショー

水族館の一番のメインといえば、イルカショーですよね。子供の頃、イルカショーを見て興奮したのを覚えてます。
大迫力なジャンプや様々なパフォーマンスを見せてくれる天才イルカ達を撮りたいと思うはずです。
当然席は前席の方が迫力満点です!
でも待って下さい…前の席という事は水が飛んでくる可能性がありますよね。
カメラの事を考えてみると後席の方がいいよなぁ…結論そんな事になります。ちなみに防水機能のあるスマホやカメラは海水が苦手という機種があるので、しっかり確認する事をオススメします。
なので離れて撮る事になりますが、撮るとこんな感じになります。

24-105㎜のフルサイズで撮影してこれが限界でした。後でトリミングすればいいのですが、望遠のレンズ+三脚があればいいなと思いました。
あと、一眼レフでもスマホでも連写機能は忘れず設定してください。

まとめ

1.撮影可能な場所で撮影する
2.フラッシュは原則禁止
3.子供から目を離さない
4.カメラは水が苦手
5.子供目線で撮影してみる
6.水槽で何を撮りたいかを決める
7.水+照明ではホワイトバランスを活用する
8.イルカショーはカメラを考えて使用する

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ABOUTこの記事をかいた人

山田かつひろ 青森県八戸市出身 理容師/専門学校教員 生い立ち 16歳の時にボクシングを始める。アマチュアで試合に出場し、県で3位になる。 プロボクサーを目指すも目の病気があり断念する。 工業高校在学中に自分は工業系に向いてないと思い、両親の職業の理容をめざす。 地元の専門学校に入学すると同時に走り屋としても目覚め、ガソリンスタンドのバイトと走り屋をメインに生活を送る。 無事専門学校を卒業し同時に理容師国家資格を取得する。 東京で理容師として働く。地方出身という事で訛りで苦労する。 アシスタント時代に先輩に「いい所が全くない」と言われ本気で地元に帰ろうとするが、辞めたら負けだと思い留まる。 後にお店のチーフに昇格し、後輩育成に取り組む。 それと同時にお店で一眼レフを使い撮影会を始める。 機材も知識もない全て一からのスタートでモデルさんを撮り続ける日々が続く。しかし上手く行かず独学では無理があると感じ、キャノンのスクールに通う。 技術よりも教育に興味が出て、現場を離れ専門学校の教員になる。 専門学校でも撮影会を行う。 一眼レフ初心者に向けたブログを作成中である。