父親の育児参加の大切さとは?

Pocket

こんにちは、山田です。
今回は写真の事とは少し離れて育児の事についてお話します。世の中の父親はどのくらい育児に関わっているのでしょうか?仕事もありいろいろな家庭環境で育児をしていこうと頑張っている人、頑張ろうとしているけど方法が分からない人、自分は育児をやってると思っている人、本当に様々な人がいます。あなたは父親としての育児にどんな風に捉えていますか?また周りの人にどう思われていますか?

 

職場で感じた育児に対するギャップ

以前職場の上司と育児について話をしていました。僕は家事が元々好きなのでは無いのですが家庭の中でキッチン、お風呂、トイレ等の水回りの掃除を週一回(トイレは毎日)していて、仕事帰りは飲みに行かず真っ直ぐ帰って子供のお風呂を入れて,土日は朝昼晩のご飯を作ります。そのことを話したら
「それは育児・家事をやりすぎだよ」
と言われました。僕はその一言が衝撃でした。いままで当たり前のように行っていた事が「やりすぎ」とは思っていなかったのでビックリです。そもそもやりすぎってどこまでの事を言うんだよ…とツッコミを入れたくなりましたが我慢しました。父親の育児にボーダーラインがあるとしたらどこまでなんだろう…その事について多少の疑問を覚えました。その上司いわく、男は仕事、女は家庭といった古き日本の考え方です。でも今は共働きの時代そこに当てはめられる事も少なくなってきています。僕が子供の頃は専業主婦の家庭が多く、共働きの家庭は少なかったように感じます。しかし、今は専業主婦の割合は全体の38%で、半数以上が共働きという事になります。これから専業主婦の数は減少傾向にあり、共働きは増えパートナーだけが家事・育児をする時代ではなくなってきています。

 

イクメンの歴史

今や育児をする男子”イクメン”と呼ばれていますが、実は日本にはイクメンに関する歴史がありました。子育てに関して非常に興味深い歴史があるのですが、それは江戸時代はイクメンばかりだったという事です。今の時代とは少し違った捉え方になりますが、父親が育児に積極的に参加する時代が古くから存在していました。江戸時代は家業を継ぐことが一般的で武士なら武士、商人なら商人など「いかに立派に後継者を育てる事ができるか」が重要になってきていたので、教育に関しては父親がリーダーだったと言われています。また自分の教育が最良だと自身も持ちやすかったそうです。また母親も育児・家事だけではなく家業も手伝っていたようです。共働きは江戸時代にもあったという事です。
現代の我々と同じ様な境遇とも受け取れます。今や専業主婦は38%に減少しているとも言われていますし、男は仕事、女は家庭という考え方も減っていくと感じます。江戸時代の子育て事情を知ると少し安心ホッとしますね。

 

母親の本音

僕の古くからの友人のSさんがいます。残念ながら離婚しましたが、一生懸命実家で3人の子供を育てている女性です。僕に初めて子供ができた時にこんなメッセージをもらいました。

「やりすぎるくらい子育てに参加しろ」

そのメッセージをもらった時にビビッときました。僕はこの言葉が大好きです。友人のSさんは、旦那さんが育児に対して参加型ではなく、不仲になり離婚してしまいました。実家の助けがあるとはいえ母親で3人の子育てをするのは大変だと思います。僕はその一言ってパートナーの本音なんじゃないかと感じました。
よくテレビやサイトで父親が言っているのを目や耳にして引っかかるのが

育児を手伝う

というワード。僕はそのワードの捉え方自体が違うのではないかと感じてしまいます。手伝う=他人の仕事を助けるという意味になります。では子育ては手伝うものでしょうか?子育ては母親の仕事でしょうか?そんな事はありませんよね。母親の子供ではなく、父親も含めた夫婦の子供です。子育ては父親・母親両方のの責務です。本来子育てとは

手伝うものではなく共に行うもの

です。そうすると少しでも家事・育児に対する考え方が変わっていきます。例えばパートナーの家事に感謝できたり、少しの時間を使って育児・家事に参加しようとするはずです。お皿を洗うまではいかなくてもお皿を拭くことはできますよね。たとえ家事が苦手でも少しの事くらいはできるはずです。もしあなたが育児を手伝うという考え方があれば、”育児・育児を行って当然”という考え方にリセットしてください。育児は参加するものですから

 

最後に

結局父親の育児・家事はどこまでという境界線はありません。むしろ遅くまで仕事をして育児・家事をできなくて当然です。特に父親の就業時間が違えば生活パターンも異なりますし、平日は育児に関わる事のできない人も沢山います。あなた自身が今、家事・育児に参加できていないなら、少しの時間でも関わろうとする意識が大切ではないでしょうか?育児は一人で行うものではないと僕自身は思っています。子供だけではなくパートナーを助ける為に1つでもいいのでやれる事をする、一見子供と関わる事がなくてもここからのスタートが重要です。ですから、先ずは行動を起こしてみて下さい。最初は理解してもらえるまで時間がかかる家庭もあるかもしれません。でも続ける事で何かプラスに向かう事があるので、1回、2回で諦めずにやり続けて下さい。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

山田かつひろ 青森県八戸市出身 理容師/専門学校教員 生い立ち 16歳の時にボクシングを始める。アマチュアで試合に出場し、県で3位になる。 プロボクサーを目指すも目の病気があり断念する。 工業高校在学中に自分は工業系に向いてないと思い、両親の職業の理容をめざす。 地元の専門学校に入学すると同時に走り屋としても目覚め、ガソリンスタンドのバイトと走り屋をメインに生活を送る。 無事専門学校を卒業し同時に理容師国家資格を取得する。 東京で理容師として働く。地方出身という事で訛りで苦労する。 アシスタント時代に先輩に「いい所が全くない」と言われ本気で地元に帰ろうとするが、辞めたら負けだと思い留まる。 後にお店のチーフに昇格し、後輩育成に取り組む。 それと同時にお店で一眼レフを使い撮影会を始める。 機材も知識もない全て一からのスタートでモデルさんを撮り続ける日々が続く。しかし上手く行かず独学では無理があると感じ、キャノンのスクールに通う。 技術よりも教育に興味が出て、現場を離れ専門学校の教員になる。 専門学校でも撮影会を行う。 一眼レフ初心者に向けたブログを作成中である。