ピントが合わない!一眼レフカメラ初心者の悩み解決します「接写編」

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あなたは近くの被写体(例えば、花や虫など)をアップで撮りたい時に何故かピントが合わなかった経験はありませんか?
僕も経験がありますし、周りにもこの経験をしたことのある人が沢山います。もちろんカメラの故障ではありません。
今回はマクロ(近くの被写体を撮る)で何故ピントが合わないかの疑問に答えていき、マクロ撮影が上手くいくようなアドバイスが出来たらいいなと思います。

 

 

まずは確認!!

ピントが合わないからといって故障や自分のテクニックを疑わないでください。最初に上手く行かない時には以下の項目を試してみて下さい。

1.マニュアルフォーカスになっている
フォーカス自体ができない時に考えられるのがマニュアルフォーカスになっている事です。まずレンズの側面に付いているツマミを見て下さい。AF・MFというツマミがあるはずです。

この黄色い枠のツマミがMFになっていると手動でフォーカスします、という事になりますので、AFに切り替えましょう。例えばカバンにしまった時に切り替わる事もあるのでチェックしてください。これに似た事で言えば、モードダイヤルが勝手に切り替わるという事もありますので落ち着いて対処しましょう。

2.電池が無い
撮影に夢中になっているとうっかり電池残量が無くなっていた…なんてこともあります。まずは撮影する前にバッテリー残量を確認してから撮影しましょう。あとモニターをチェックして何も表示されていなければ電池を充電するか、予備バッテリーを使いましょう。僕は一応いつもバッテリーを2個持ち歩いていますので、あなたもできればバッテリーを2個持ち歩くことをおススメします。

3.レンズの接触異常
カメラとレンズの接触異常もピントが合わない原因の一つになります。しっかり接触していないとピントが合わないばかりかシャッターが切れない事もありますのでモニターを確認しましょう。原因はカメラのメンテナンスをしていない・カメラにレンズがしっかりはまっていない・気温が暑かったり、寒かったりすると起きます。モニターを見れば表示されているので撮影前に確認しましょう。

4.レンズの異常
レンズに異常があればフォーカスできない事もあります。例えばレンズにゴミが挟まっていたり、テープで固定してあるとかが考えられます。そもそもレンズが動かないのですぐ気づくと思いますが状況によってはその場で対処できない事もあるので無理にいじらずお店で見てもらう事が最適です。あとカビが発生してレンズが汚れてピントが合わない事もありますので、乾燥した場所で保管する事をおススメします。

保管に関する記事はコチラ

 

 

近すぎるとピントが合わない

接写でピントが合わないのはカメラ本体ではなく、レンズに原因があるのです。レンズには撮影距離がありこの撮影距離と被写体が合わないとピントが合わないというトラブルになります。

一つの例にしてみて見ましょう。

この写真の某クマのキャラクターに近づいて接写してみます。


シャッターは切れますがピントが合っていません。最短撮影距離が近いと撮りたい被写体にピントが合わず後ろの白枠にピントが合ってしまいました。カメラが一番合いやすい所にピントが合ったという事になります。
対処としては、少し離れてピントが合う位置まで移動する事が大切です。接写はできませんが撮りたい被写体にピントが合うことが出来ます。

 

マクロレンズをつかう

もっともな対処法になりますがマクロレンズ(接写専用レンズ)を使うのが最適でまず間違いないでしょう。
マクロレンズを使うと簡単に接写できます。但し、マクロレンズは非常に高価なレンズになりますので、興味半分でなかなか買えないレンズになります。僕は主にポートレートを撮っていますがマクロレンズ一本は欲しいですね。

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クローズアップレンズ

さすがに高くてマクロレンズは買えないというあなたに接写用のフィルターがあります。レンズの保護フィルターにセットするだけで簡単に接写を楽しむ事ができます。価格も3000円しないフィルターもあるので手軽にマクロの世界を楽しむ事ができます。
例えば、撮影距離が近いとこんな風にピントが合わずにぼけてしまいます。

でも同じ撮影距離でクローズアップレンズを使うと

こんな風にマクロに撮れます。このレンズはリーズナブルな割によく使えるので一つ持っておいて損はないです。このフィルターはマクロの段階(1.2.3.の数字がありますが、数字が多いほどマクロが強くなります)を選んで使用する形になりますのでチェックしてみて下さい。購入する際はレンズ口径をお間違えの無いようにして下さい。

 

エクステンションチューブ

クローズアップレンズと似ていてエクステンションチューブは、逆にマウント部分に取り付けてその後にレンズをはめるという商品になります。ジョイント的な役割を果たしますが、要は標準レンズがマクロレンズに変身するといったイメージです。クローズアップレンズと同じようにマクロ撮影ができますが、エクステンションチューブの欠点はAFできないという事。常にマニュアル撮影になりますので、初心者には向かない商品だと思います。

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トリミングする

できるだけ近づいて撮影し後でトリミングしてマクロを作る、この方法ならすぐ実践できます。最近の一眼レフは画素数が多いので画質が荒くなりにくくなってますし、自分の好きな構図で設定できるので楽にできます。ただし、カメラマン的に満足できるやり方ではないし、被写体の雰囲気が分かりにくい等のデメリットもあります。なのでマクロに関するアクセサリーがそろうまではこのやり方を試してみてもいいと思います。

 

まとめ

1.撮影する前にカメラをチェックする
2.撮影距離に気をつける
3.マクロレンズ以外にもフィルターやエクステンションチューブがある
4.まずはトリミングから試してみる

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ABOUTこの記事をかいた人

山田かつひろ 青森県八戸市出身 理容師/専門学校教員 生い立ち 16歳の時にボクシングを始める。アマチュアで試合に出場し、県で3位になる。 プロボクサーを目指すも目の病気があり断念する。 工業高校在学中に自分は工業系に向いてないと思い、両親の職業の理容をめざす。 地元の専門学校に入学すると同時に走り屋としても目覚め、ガソリンスタンドのバイトと走り屋をメインに生活を送る。 無事専門学校を卒業し同時に理容師国家資格を取得する。 東京で理容師として働く。地方出身という事で訛りで苦労する。 アシスタント時代に先輩に「いい所が全くない」と言われ本気で地元に帰ろうとするが、辞めたら負けだと思い留まる。 後にお店のチーフに昇格し、後輩育成に取り組む。 それと同時にお店で一眼レフを使い撮影会を始める。 機材も知識もない全て一からのスタートでモデルさんを撮り続ける日々が続く。しかし上手く行かず独学では無理があると感じ、キャノンのスクールに通う。 技術よりも教育に興味が出て、現場を離れ専門学校の教員になる。 専門学校でも撮影会を行う。 一眼レフ初心者に向けたブログを作成中である。