一眼レフのレンズに付いてる花のような輪っかの事をレンズフードと言います。
付いてるとカッコいい雰囲気になりますが、レンズフードってどんな意味があるの?って思いますよね。この記事を読めばレンズフードをどこで使えばいいのかわかりますよ。もしあなたがレンズフードをまだ持っていなくて、すぐ付けたいと思ってくれたら幸いです。
フレア・ゴースト防止
写真を撮っているとゴースト・フレアが写り込む事があります。これは逆光で太陽の光等が入っている時に白い玉や色のついた輪っかが写り込む現象です。
あえてフレアやゴーストを入れる撮影もありますが、レンズフードにはこのようなフレア・ゴーストを防ぐ役目があります。また屋外だけでなく環境によっては室内のフラッシュを使うと余計な光が入る場合もあり、フードが必要になります。あくまで防止効果で全く写らないわけではありませんので、撮影直後にチェックが必要になります。
ガラスに反射する写り込みを防ぐ
皆さんはこんな経験ありませんか?
水族館や動物園で水槽やガラスの中にいる動物を撮った時に、ガラスに反射した自分が写り込んだ事があると思います。
この写真も動物はしっかり撮れているのにガラスに反射していろんな物が写り込んでいます。ショックですよね…
そんな時にレンズフードを付けるとガラスの反射をなるべく防ぐ事ができます。撮影方法は、ガラスになるべく近づいて撮る事。ガラスとレンズが接触するとマズイですが、レンズフードがしっかり保護してくれるので安心してガラスの中の被写体を撮って下さい。但し花形のレンズフードでは完全に防ぐ事はできませんのでご注意ください。
雨の付着防止
防水レンズ・カメラに関する事ですが、レンズに雨が付いてぼやけるのを防ぐ役目もあります。カメラのレインコートに着せる際にもフードは必須といえるでしょう。
レンズフードの種類
レンズフードは大きく分けて2つの形があります。
左が筒形・右が花形です。筒形は、丸い円柱のような形をしていて望遠レンズに付く事が多いのが特徴です。
花形は、チューリップの花に似ている事から花形と名付けられたそうです。。標準レンズ~広角レンズに付く事が多いのが特徴です。但し、Wズームセットのレンズは標準でも筒形の場合があるので確認してから購入してください。僕も一眼買ったら花形がいいなあと思っていましたが、最初に買ったエントリー機のWズームセットのレンズフードは筒形だったのでショックでした。
購入にあたっての注意点
先程も書いたように標準・広角レンズには花形・望遠レンズには筒形が多い傾向にあります。望遠は、まれに花形が付く事がありますが、広角には筒形が付く事はまずありません。では広角に筒形が付くとどうなるのでしょう。
四隅に黒い物が見えますが、それはレンズフードが写り込んでいるのです。
広角レンズに筒形が付くとケラレというものが発生します。なので広角レンズには花形が必要になるのです。レンズフードはレンズにあわせて設計して作られているので、レンズにあったレンズフードを選びましょう。
購入する際にはレンズ口径を間違えないようにしましょう。一番いいのは家電量販店にレンズを持って行って店員さんに直接聞くのが良いでしょう。最初に店頭で購入し、慣れたらネットで購入してもいいと思います。尚、レンズフードには型番が付いているので確認しましょう。
使わない時は?
かなり役に立つレンズフード。でも撮影しない時は、結構幅を取ったりします。しかし、外して収納すればスッキリします。取り付けたレンズフードを逆さにしてみましょう。
レンズフードが付いている状態から…
キャノンの場合は反時計回りに回して外していきます。
フードを反対にし、時計回りにカチッと回せば終了です。
簡単に収納できますが。僕はあまり頻繁にはレンズフードを取り外したりしないようにしています。なぜならレンズフードとレンズの接触部分がすり減る事があるからです。すり減ってくると撮影中に緩くなって外れやすくなったりします。そうなると買い替える必要が出てくるので、もし外さずに収納できるのであれば、付けたままでいいと思います。
最後に
見た目もカッコよくなるレンズフードですが、しっかりとした役割もあります。レンズフードが何故必要なのかを知っている人は意外に少ないのです。このポイントを知っておくとカメラ知ってるね~といわれるかも知れません。しっかり知る事で写真のレベルがググっとアップするのでぜひ覚えておいてください。
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