すごく身近に感じる空。実は一番写真に収めやすいのが空の写真だと思います。
空の撮影とホワイトバランス(以下WB)はすごく関係性があります。夏の空色は変わりやすいですが、僕は夏空が一番好きです。空は時間帯によって変化し、しかもその場で簡単に撮ることが出来ます。子育てで忙しいあなたは一人で出かけて撮影なんて難しいことでしょう。でも空ならどこでも撮影する事ができます。
しかもWBを変えるだけで色合いを楽しむ事ができます。
撮影のポイント
AVモード F9 ISO400 WDオート シャッタースピード1/2000秒
1.時間帯によって異なる
空は天気や時間帯によって変化が見られ、時間帯により光の指す方向や強さからも色の変化を感じられます。
低い位置から照らす朝の光は意外に強く黄色みがあり、昼間の光は真上から降り注ぐので白っぽい等があります。最初は時間帯や天気を意識してありのままの空を撮影してみましょう。時間帯による空の変化を感じてもらえればいいと思います。
2.WB補正を使い、イメージ通りの空へ
WBは自分のイメージに沿った写真に仕上げるため色のコントロールができる機能です。カメラメーカーによって色の特徴があるため実際使ってみて確認してください。チャートやグラフなどでも色を調整できます。撮影した空の色とは違う色味を演出するのもアリです。例えば、実際曇っているけど、WBで明るくする事ができます。空の微妙な変化を楽しみましょう。
3.物を小さく配置する
空はもくもくの入道雲、飛行機雲、太陽の光など沢山の要素が含まれています。今回の被写体は空になりますので、他の建物は小さく配置する必要があります。建物を小さく配置することで空の壮大さが演出されます。
例えば建物を大きく写してしまうとメインの被写体が空か建物が分からなくなります。特に空は背景としてよく使われるので、あくまでメインは”空”を意識する事を忘れずに…
天候を変えてみよう
天候を変えると聞くと少し怪しい感じもしますが、実際の天候はどんよりした曇り空が少し晴れ空に感じるという事です。
WBを変えるだけで天候も変わって見えます。カメラメーカーによって特徴がありますが今回もキャノンでWBを見ていきます。
AVモード F4 ISO100 WDオート シャッタースピード1/2000秒
この写真は鎌倉に撮影に行った時の写真ですが、あいにくこの日は今にも雨が降りそうな天候でした。
ではこの写真にWBを調整してみましょう。
AVモード F4 ISO100 WDくもり シャッタースピード1/2000秒
青みを増す事により、光が指していなくても明るくなりなりました。同じ写真でもWBを調整する事により天候が違う写真になりました。あと建物を小さくする事により、空が広く写りました。
基本的なWBの説明がコチラにあります
空+被写体
色以外にも空写真で工夫したいのが構図になります。空だけが写っている写真だとインパクトに欠ける写真になります。例えば、空だけが写っている写真とカモメが写っている写真ではインパクトが全然違いますよね。
空をメイン持っていき何かを写し込むには連写機能を使ってください。すばやい鳥だと1枚で写すのが大変になりますのでたくさん撮った中から良い1枚を選んでください。一番撮りやすいのが子供+空だと思いますので、構図を大切にして撮りましょう。
動きのある被写体がいない写真。少し寂しい感じもするような…
一羽の鳥が写っている写真。動きのある被写体があると写真にも動きが感じられます。
連写機能を使い何枚も撮って下さい。
中にはこんな写真も…
人に慣れている鳥の場合、近づいて撮影しても大丈夫なのでこの時は沢山撮影しました。
まとめ
1.時間帯を変えて撮影する
2.WB補正でイメージする色を演出する
3.物を小さく配置する
4.構図を意識する
5.動く被写体+空の場合は連写機能で撮影する
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